こんにちは。
早速ですが「Ib」のリメイクの発売おめでとうございます。
Steamで発売され、値段は1300円とそこらの美術館の入館料とあまり変わらない値段設定なのが余計にステキです。
さて、ここから本題に入ります。
多くのネタバレがあるので、まだ未プレイの方や全エンドを見ていない方はご注意ください。
本題。
タイトル通り、なぜイヴとギャリーはあの美術館の世界へ招かれたのでしょうか?
外に出たいメアリーの意思?亡きゲルテナの思い?
以下が私の考察です。
『メアリーを含めた全ての美術作品がイヴたちを呼んだ』
理由1
なぜ全ての美術作品なのか。
メアリーだけの意思でできた世界だとしたら、BADENDの「ある絵画の末路」が不自然に映ります。
メアリーの意思だけで動く都合のいいような世界なら、あんな結末にはならないはず。
美術館を歩いていくと「そっちはダメだよ」とメアリーを呼び止める壁の声は何者なのかって話になります。
メアリーという存在は、他の作品と違ってマップのあちこちを動き回れたりすることから、それなりにあの世界では力を持った存在なのは間違いありません。(ゲルテナの最後の作品ということから、彼の思入れが強いから?)
青い人形こそゲルテナの作品かと聞かれたら怪しく感じる人もいると思います。青い人形は、メアリーによって作り出された存在な気がしなくもないです。
作品が作品を生み出すことをやってのけるメアリーは、この世界ではかなりの上位の存在ではある。
しかし、やはり彼女の意思だけでは上手くいかない場面も見られる。どうにも彼女以外の力も働いているように見えます。
理由2
「絵には心を 作品には魂を」
これは2週目以降でラスト付近で立ち寄れる、追加のマップの壁に書かれた言葉です。
恐らくゲルテナの言葉でしょう。
彼は現実世界の美術館に来ていた人達からも絶賛されるほどの芸術家です。彼の作品が盗難の被害に遭ったこともあると作中で分かる通り、マイナーですが熱心な愛好家を生み出すほどのレベルで。
絵画だけではなく、大きなオブジェやあらゆるものも作成しています。
上記の彼の言葉のように、それほど一つ一つの作品に思いを込めて丁寧に作ったのは間違いなさそうです。
そんな彼が作った作品ですから、作品たちに本当に心や魂が宿って、彼の意思から分離して命を持っても不思議じゃなさそうです…。
以上、私の考察と理由でした。
正直この考察に正解はなく、あっても作者のkouriさんは明確な回答を出さないでしょう。
むしろ出さない方が、あの美術館という不気味で不思議な世界そのものが怪しくも美しくも見える気がします。
あなたはどんな考察をしますか?