たまに話題になる「東京のメシは不味い!」という意見について。。。
この記事をご覧になっている皆さまは東京出身の方でしょうか?それとも地方の方でしょうか?
私はと言いますと、大学は近畿で4年の下宿生活を過ごし、数年前に仕事で東京へ移住してきた者になります。
憧れの上京ライフを送ることができて今は充実した日々を送れている気がします。
東京のすごいところはなんと言っても最高の便利さ❕❕❕
最新のものがすぐに導入されるので(まず最新のものが導入されるのは東京です)、情報量も桁違い。地方出身の私からすれば、刺激と目新しさに溢れている。退屈しない場所です。
さて、本題に戻りましょう。
よく地方の人が言う「東京のメシは不味いのか」問題について。
率直に言いましょう。
ズバリ、東京メシとは
「当たりハズレが激しい」
「 美味しいものを食べようと思ったら、地方よりもすごい金がかかることがある」
です。
まずは1個目の「東京メシは当たりハズレが激しい」。
東京って何でも溢れていますよね。
飲食店はむしろ多すぎて毎回飲み屋はどこにしようなどと迷ってしまいます。
美味しい店ももちろんあるけれど、マズイ店もかなり多いなというのが私の感想です。(高級店も含みます)
当たりハズレがすごい。
出張で来る人、観光で来る人など…とにかく一見さんが他の都道府県とは比べ物にならないくらい、たくさんいるし来る。特に23区内。
また東京の観光って温泉だったり郷土料理を味わうってよりかは、スカイツリーや浅草寺、東京タワー、上野動物園、歌舞伎…など「食べるもの」じゃなくて「見るもの」がメインがほとんど。
その点、地方は食べ物をメインにしているところが多く、その地方の財源を支える大事な動力にもなっています。
地方の、特に田舎のマズイ店はすぐ潰れます。
理由はシンプルで、人口が東京ほど多くないからで、地元の常連客で成り立つことが多いからです。
東京のマズイ店は、残念ながら潰れないというか潰れづらい。
初見の人が毎回入ってくるから、リピーターがいなくても困らない。また、飲食店の数も大変多いから、たとえ東京出身の人でも分からずに入っちゃう。新規の客として入ってしまう。
まずい、二度と来ない!と感想を抱く客を次々に排出しているだけのお店は非常に多いんじゃないかと思います。
ちなみにコレは私の体験談ですが…
新宿とか渋谷といった大きい駅構内の飲食店は要注意です。
こういう大都会な場所こそ、まず一見さんしか来ないので味のハズレが非常に多いです。
不安な時はとりあえずスタバやサイゼ、すき家でも何でもいいのでチェーン店入ってください。(回転寿司は除きます)
チェーン店って安いから美味しくないだの、質が悪いだのバカにする人がいますが、ハズレの店でマズメシを食べると、いかにチェーン店が凄いのかがわかります。
安価な値段で、あのクオリティの味はなかなか出せるものではないですよ。企業の血の滲むような努力を感じます。
クチコミ調べるのが面倒くさいなと思ったら、チェーン店に行きましょう。
しかし、この現象は東京だけに限らず、地方都市の繁華街にも当てはまります。
ただ東京はよりかは顕著ではないので、適当にお店に入ってもハズレを引く確率はぐんと下がるのです。
そして東京でも、繁華街から遠く離れた住宅街にぽつんとある飲食店は、案外当たりかもしれません。
2つ目の「美味しいものを食べようと思ったら、地方よりもすごい金がかかることがある」。
これはちょくちょく当てはまる真理だなと、帰省したり他の都道府県に行く度に思います。
私は瀬戸内海の海の幸が豊富な県で育ちました。
我が地元では、庶民スーパーでもトラフグの刺身や鍋セットが普通に並んでいます。ナマコやサザエなんかは生きたまま売られていることも珍しくないですし、クジラの刺身なんかも売っています。ヒラメや生のたこ、トロや鯛がずらーっと並んでいて、鮮度も抜群でとても美味しいです。
しかしこれを東京で食べようと思うものなら…地元ではそこまで高くないフグの刺身が1.5倍ぐらいの値段でスーパーで売られていたり…。
輸送費、人件費、東京の土地代を考えると仕方の無いことですが、このクオリティでこの値段かぁと思うものは少なくはありません。
飲食店も例外ではなく、新鮮で美味しいものには金がかかる。
金をかけずに美味しい魚を食べようと思ったら、あまり期待しない方がいいです。あるにはありますが。
築地とかで食べるお魚はもちろん美味しいです。地元にもない、クオリティの高い魚料理を出しているお店も多く、美味しさに感動しますが、やはりそれ相応の値段がかかります。
北海道では、チェーン店の回転寿司入ってもすごく美味しいとよく聞きますが、あれは本当です。
うちの地元でもそうですが、地元や隣県の採れたてのものが届くので安くて美味しい。
しかし東京(海の幸に恵まれていない都道府県もこの場合は該当します)は、残念ながら安い回転寿司のクオリティは期待しない方がいいです。
そこまでまずくはないにせよ、新鮮さに慣れている者からすると「まぁこういうものか…」といった感想です。
カフェなんかもそうで、オシャレだけど味は普通やなってのも多いです。これに至ってはインスタ映えのような見た目を重視しているお店が多いからなのかもしれませんが。
その点では、京都なんかはすごいなって思いますね。
京都は意外にもカフェの宝庫で、味ヨシ、見た目ヨシのお店だらけ。
外観と内装、どちらもがっつり和風なのにどこかシャレていて、垢抜けている。
カフェ以外のご飯も美味しく、高級料亭なんかも多いですが、お昼は一般の人も気軽に入れるお店も多いです。カフェの宝庫と言いましたが、和食の宝庫でもあります。
ここまで読むと「やはり東京のメシは不味いのか…」と思われそうですが、それはあくまで地方の値段と比較してのこと。
半分正解であって、不正解です。
え、どういうこと???🙄
つまり……
金さえかければ、東京のご飯は超美味しいです。
さすが東京だけあって芸能人や実業家や投資家などの金持ちはゴロゴロいます。
高級官僚、エリートサラリーマンもたくさんいます。有名声優さんも、有名漫画家やイラストレーターさんも東京に集中していらっしゃいますし、売れっ子ホストやキャバ嬢なんかもそうです。YouTuberもそうです。成功者が多いのです。
地方とはまた、金持ちの多さが別格すぎます。
紹介制だったり常連限定の料亭やレストランは、東京にそこそこあります。そこまで敷居が高くなくとも、高級店自体は非常に多いです。
高いければ高いほど必ずしもご飯が美味しいわけではないのは百も承知ですが、金をそこそこかけた時の美味しさレベルは、遥かに跳ね上がります。
私は庶民なので頻繁には行けないですが、金さえ払えば超美味しいレストラン、料亭、カフェはたくさん!
こんな料理は、地方ではなかなかお目にかかれないクオリティの高いものは多い。
そう思うと、東京って等価交換が確実に反映された場所だなぁと思います。
お金に困らない富豪にとっては天国の場所。
何でもあるし、楽しめる。
ただ、お金がないと地方よりも貧しい生活になりやすい…って感じでしょうか?
以上が私が東京に対して感じたことになります。
でも私はそんな東京が大好きですけどね。