あまりにも先日行ったプラネタリウムが酷すぎたのでレビューさせてください。
スタッフさんの対応が酷いとか施設が汚れているとかそういうのではありません。
プラネタリウムとは?とプラネタリウムの根本の定義を問いたくなるようなほどひどい内容だったからです。
3月某日、有楽町のコニカミノルタプラネタリウムに行きました。
久しぶりのプラネタリウムだ!
とわくわくしていたのですが……
正直、お金を払ったことを後悔するくらい残念なものでした。
プラネタリウムは星を見に行く場所
大体の人がそう思う事実だと思います。
私もそうです。
「Songs for the Planetarium」
有名なアーティストの音楽を聴きながら、星空を眺めるといったロマンチックなもの。
リンクSongs for the Planetarium 星空と巡るプレイリスト - プラネタリウム|コニカミノルタ、
解説は有名声優の「神谷浩史」さん。
BGMの音楽は事前に公表されていて、どれも名曲です。
Perfume「STAR TRAIN」、Aimer「ポラリス」、絢香「三日月」、Cocco「星の子ら」など
しかし……
肝心の星空の映像はほぼありませんでした。
どこかの田舎の線路とか山だとか海だとか、そんなもばかり。
え?
って思うでしょ?
ずっと私も「え?」って思っていました。
このプログラムは言ってしまえば寄せ集めの短編集で、
短いストーリーを星と絡めたものです。
「これは◯◯県に住む××さんからいただいたお話で~~~~~」ってな感じで(本当にお便りで集めたのかものなのか怪しいですが)、紹介されていくのですが。
̶し̶ょ̶う̶も̶な̶い̶退屈なストーリーを永遠と見せられた挙句、肝心の星の解説は無いに等しく、映像も半分は地上のよくわからん場所ばかり。
一体私は何を見せられているんだ?🙄
最初だけかな……次はそんなことないよね?
しかし、エピソードが同じノリで2話目に突入した時に嫌な予感は確信に変わりました。
あ、ずっとこの感じなんだね…(^_^;)
ストーリーは、簡易なイラストで展開されていきます。こんな感じです。
ぇえと…
ストーリーが本当に感動するようなお話だったら、まだ少しは許せたかもしれないです。いや許せないですけど百歩譲って。
だけどそのストーリーも全く面白くない。
陳腐でありきたりな、邦画の駄作でありがちな薄っぺらい感動話を見せつけられても、こっちは感動するどころかむしろ腹が立ってきます。
星空はストーリーおまけ程度にちらちらと映るだけで、クローズアップは全くされません。
ちなみに映像は、そのイラストばっかりです。
感動して心あたたまるだろう?前向きになれるだろう?って製作者側がどや顔しながら作ったんだろうな……さすがに客を馬鹿にしすぎじゃない?
天文学部の高校生が文化祭で出す「プラネタリウム」の方がマシな気がする
いくら神谷浩史さんの美声と神曲があってもこの内容の酷さは全くカバーできていない。
星空を見に来たのに、地上の映像ばっかり流すのも本当に意味がわからない。
田舎の線路とか。
若者ウケを狙って「エモさ」狙っているのだろうか。悲しいことに、自分もまだ20代だけどまっっったくエモさは感じない。
むしろこんなものに時間を使っているのかという悔しさと虚しさ
しか感じなかったよ?
本編が始まる前、軽いコマーシャルもあったけどそこで出てくる色とりどりの蝶とか海の映像の方が、迫力があって面白かった。
それを見た後に、この内容はそりゃがっかりするよ!
純粋にプラネタリウムを期待していく人には本当にオススメできません。
どうしても神谷さんの声が聴きたい、安っぽいストーリーでもいいからみたいという方には向いています。
今どきのプラネタリウムってこういうのが主流だったりするんだろうか。
時代が変わって、私が小さい時に科学館で見た冒険心をくすぐる、星がメインのモノは減ってきているのだろうか。
今回みた「Songs for the Planetarium」以外にも何個か種類はある。
中には別のプログラムは好評している人もいたので、当たりハズレがひどいだけなのだろうか……。
プラネタリウムに行くことはもう今後しばらくなさそうなことだ。