ゆと日記

20代女。適当に喋ります。

『“名画になった”海 展』その2

さて、つづいては待ちに待ったスノードームの紹介ですᗦ↞︎◃︎

 

私が一目惚れをして、足を運ぶきっかけとなったスノードームですが、海の汚染問題のテーマに沿った方法で作られています🌊

そのネタばらしは最後に紹介します。

 

このように展示されていました。

スノードームは全部で5つあります。

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後ろにはスクリーンで、拡大されたスノードームが変わる変わる映しだされています。f:id:peach_yuki:20220803221831j:image

 

まずはアオウミガメ🐢

親子でしょうか?

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つづいては、泳ぐペンギン🐧

マゼランペンギンのようですね。

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そして、クラゲ。

正確にはミズクラゲですねᙅ⩬

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クジラ。

ザトウかな?

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最後にカクレクマノミ

パラパラがこれだけ少ない?と思いきや、イソギンチャクのオブジェの間に沈みこんでしまっているようです(^-^;

それでも可愛らしい❕

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さて、これら5つのスノードームについての秘密ですが、それはスノードーム内を舞うパラパラにあります。

 

これらの正体は、実際に海から回収したプラスチック。

それを細かく砕いて、丸くしたもの(マイクロプラスチック)が舞っているのです。

 

生き物の色に合わせて、彼らの姿を囲む雪のようなパラパラは、一見美しいと思わせておいて、その正体は人間が作り出し、海に捨てたゴミだったのです。

 

精巧に作られた海の生き物がリアルなのもあり、彼らの叫び声が聞こえてくるようでした。

絵画と同じように、静かな皮肉で私たち人間に警鐘を鳴らしています。

 

ちなみに、このスノードームを製作したのはスノードーム作家の、石田兵衛(いしだ ひょうえ)さん。

ドームに使用されたプラスチックは、海洋プラスチックのアップサイクル事業をアート活動として行う会社「REMARE(リマーレ)」の協力のもとに収集されたそうです。

 

蛇足ですが、スノードームのパラパラは重力によって普通は動かさない限り沈んだままですが、展示されているスノードームは、下に振動する機械らしきもので、常にパラパラが舞っている状態でした☺️

それと、クラゲのスノードームにあった説明書きが面白かったです。

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↓以下文章

『クラゲの体内からも、プラスチックが見つかっています。

研究者が実験したところ、たまたま食べてしまったのではなく、すき好んで食べている様子が確認できました。

食べても消化できないプラスチックは、栄養失調を招いたり、消化器官を詰まらせたりします。

プラスチックの何がクラゲを惹きつけるのか、その原因を特定する研究が進んでいます。』

 

……。

えっ、クラゲさん…(;-;)

申し訳ないけどアホすぎないか……。

 

もちろん捨てる人間が1番悪いんですけど!

プラスチックみたいなあんな硬いものを、柔らかいゼラチン質のクラゲがすき好んで食べるとは一体…。

今後の研究に期待したいですね。

 

このスノードームは展示作品なので非売品ですが、もしグッズとして販売されるなら大金を出してでも欲しいくらいでした❕( ; ; )

 

綺麗だけど汚い…美しいスノードームにもそんな深い意味があったんですね。行ってよかったです。

 

最後に。

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ウミガメは飲み込んだものを、なかなか吐き出せない身体をしています。プラスチックを飲み込むと、それが排出されるまでの長い間、エサを食べることが出来ないそうです。

 

マゼランペンギンは、近年死亡率が上昇しており、死亡した6割の個体から、捨てられたマスクの一部が見つかりました。

 

オランダで、座礁したザトウクジラの体内からも、大量のマイクロプラスチックが見つかりました。プランクトンと同じ大きさのマイクロプラスチックを、彼らは海水ごと飲み込みます。プラスチックに付着した有害な化学物質が、彼らの体内にどんどん蓄積されているようです。

 

イソギンチャクと共生関係のカクレクマノミ。イソギンチャクが、マイクロプラスチックを餌と一緒に食べることによって、光合成が出来なくなり、やがて白化し、死んでしまいます。住処を失ったカクレクマノミも、それに応じて数を減らしています。

 

美しい海と多様な生き物を滅ぼさないために、一人一人が環境のことを少しでも考えることは大切ですね。

海だけではなく、地上にも数が少なくなっている生き物はたくさんいます。𓃟 𓃰 𓃱 𓃲

 

実際に行動に移すのは難しくとも、頭の片隅でも環境のことを思っておくだけでも、違うと思います🌳🍃

 

綺麗なスノードームのおかげで、少しは涼しい気分になれましたでしょうか?(^-^)

健康に気をつけて、暑い夏を、頑張って乗り切っていきましょう‼️